俺が童貞を捨てたのは23歳の時だ。大学を卒業して翌年、就職活動に失敗してフリーター生活を送っていた頃の話。ヤラハタだった大学時代、彼女なんて夢のまた夢で、コミュ症気味の俺は女の子とろくに話せなかった。
顔は中の下、スペックは低め。
自分でもわかってたよ、そんな男にモテ期なんて来ないって。
その頃、バイト先で知り合ったのが彼女だ。年上の先輩で、四国から大阪に出てきたばかりの人だった。友達が少ないって言ってたから、俺みたいな冴えない奴とも自然と仲良くなれたんだろう。
あらすじ
俺は23まで童貞だった
ヤラハタと馬鹿にされた大学時代
はじめて彼女の家に
入れた瞬間の感動
あまりにも早漏すぎた初体験そ
「ヤラハタを超えた未経験童貞の渇望」

相手の顔はまあ普通、胸は貧乳。レベル的には中の下くらいの容姿。不細工ではないけど、ハイスペックとは程遠い。
でも、ヤラハタで未経験、23歳で童貞の俺には焦りしかなかった。もう勢いしかないって思ってた。
「夜勤からの誘惑」
きっかけは夜勤だ。バイトでよく一緒になって、二人でだべったりするうちに距離が縮まった。
ある日、休みの時に彼女から「家に来ない?」って誘われた。
付き合ってるわけじゃなかったけど、万が一を想定して、直前に風呂に入った。
股間を何度もゴシゴシ洗って、汗をかかないように原付で気をつけて向かったのを覚えてる。
AVを見まくって色々研究しつくした。いろんなシュミレーションまでした。
緊張してたんだろうな。
俺は、ヤラハタを卒業するかもしれない。そんな期待と不安に心は浮ついていた

「初体験は6畳の密室、昂る欲望」
彼女の家はワンルームで、6畳くらいの狭い部屋。小さなシングルベッドが一つあるだけ。
部屋に入ってその狭さに驚いた。
最初は映画を見てた。たぶん恋愛ものだったと思うけど、正直内容なんて頭に入ってこなかった。
だって、映画が始まった時点で俺の息子はフルボッキ状態だったから。ヤラハタの23歳。何もかもが未経験。仕方ないと思う。人生、常にフル勃起状態だから。どうしようもないくらい勃っていた。
夜中になって、「寝るか」って流れになった。当然、狭いベッドに二人で寝ることになる。
布団の中で、最初は無言。空気が重い。
こっちは興奮と緊張で心臓バクバク、でも何も起こらない。このままじゃ埒が明かないと思って、不自然に体を動かして硬くなった息子を彼女に軽く当ててみた。アピールだよ、アピール。

「さよなら童貞。触れる肌、溢れる快感」
そしたら、向こうから触ってきた。
彼女は経験者だった。
まだ俺が童貞だってことはバレてないはず。
AVで何度も予習した知識をフル動員して、経験者っぽく振る舞った。
人に触られたのは初めてだ。ぶっちゃけ、少し触られただけで、出そうになる。
10分後、人生初のフェラを体験した。気持ち良すぎて死ぬかと思った。
今でも思うが挿入よりフェラの方が気持ちいいと思う。特にプロのフェラは次元が違う。
相手は素人だか、それでも気持ちよかった。フェラは素人でも気持ちいい。
誰がこんなの最初に考えたんだ。本当に。頭の中が真っ白になって、「ああ、これが現実なのか」って呆然とした。
調子に乗って、彼女の中に指を入れたり色々試してみた。今思えば効果なんてなかっただろうな。
当時の俺の動きは酷かったと思う。
何をしていいかだんだんわからなくなり、なんとか射精を我慢して、挿入に進もうとした。
ゴム?そんなものはない。外に出すしかないって決めてた。勢いで行くしかない。
未経験者はこういう時に、逆に強くなれるものだ。
「初めての侵入、疼く不安」
でも、ここで問題だ。初めての俺には挿入の方法がよくわからなかった。
当時は今みたいにビデオもネットもなくて、手探りでやるしかなかったんだ。
角度が難しくて、ぎこちなく動かしながらなんとか入った。でもその時の感想は、「これで合ってるのか?」だった。気持ち良さより不安の方が勝ってたよ。
そう、そしてこの時、俺はついに童貞を卒業し、経験者へと昇華した。
ヤラハタと言われ、聖人、希少種と崇められた大学時代
全てのブランディングをすてて、普通の経験者になれたんだ。
腰を振っていいのかもわからなかったけど、彼女の動きと反応を見てるとどうやら正解らしい。
どこに入れてるの?何してるの?とはならず、挿入を全身で感じている表示を出していたからだ。
それで合ってると確信した俺は、AVみたいに激しく腰を振ってみた。
初めての感覚に驚いた。鬼頭が擦れて、すぐに出そうになる。
自分でする時も、鬼頭は敏感なのであまり触らないのだか、挿入するとなると、100%の摩擦が鬼頭に入る。
3~4回動かしただけでヤバいと思って止めた。慌てて騎乗位に切り替えたよ。休憩も兼ねて。

「騎乗位の秘技、熱の休息」
騎乗位は休憩だった。
彼女は今思えば全然上手くなくて、助かった。
上手く説明できないが、騎乗位が下手な人は、ただ挿入しているだけで、摩擦感が全くないんだ。
今ならわかるけど素人の騎乗位ってマジで気持ち良くない。
絶対にイかないし、むしろ休憩になる。
あの時、この学びが早漏気味の俺にとって大事な教訓になった。この後の人生で、とりあえずイきそうになる時は、騎乗位に変えて様子を見て耐える事にしている。
ちなみに、騎乗位が上手い女はそれなりに遊んでるから気をつけな。上手い場合は、騎乗位にしても、そこでイかされてしまう。
ゴムつきならいいが、ゴム無しで騎乗位でイかされると厄介だ。あと、騎乗位でいかされると、なぜか屈辱感がある。
といっても、今となっても風俗に何回行っても騎乗位でイかされてしまうけど。正常位までほとんど辿り着けないな。
騎乗位で少し落ち着いてから、もう一度正常位に戻った。
そして30秒くらいで彼女のお腹に発射。
騎乗位で時間を稼いだから早漏はバレなかったはず…と信じてる。
でも時計を見たら、全行程で5分しか経ってなかった。早すぎだろ。

「原付に残る、淫らな残香」
翌朝、原付で帰る時、手の匂いが気になって何度も嗅いでた。
童貞を捨てた余韻に浸りながら運転してたよ。感想は、「こんなもんか」だった。
想像してたのとは違ってたんだ。うまく表現できないけど、何か拍子抜けした感じ。
やりたい事をほとんど出来なかったせいもあるのかもしれない。

「今振り返る、最初の匂い」
今はプロがメインで、国内外で100人以上の経験がある。でも一つ言えるのは、あの最初の彼女が一番臭かったってこと。あれより酷いのは後にも先にもいない。あの23歳の夜が、俺の初体験の物語だ。
追伸
このあと、俺はセックスの気持ち良さにハマって、毎日彼女の家に泊まり、セッセに励んだ
家に帰っては復習と反省をして、次回に生きるテクニカルや知識を得る。そして、翌日また彼女の中へ。
もちろんコンドームは次の日十箱まとめてドンキで買った。
そんなもんだよ。人生とは。
その時の俺の気持ちはこうだ。
ヤらずのハタチで人生損した。と絶望してる23年間だった。
しかし、今は違う。
こうなったらトータル回数で他の男より回数をこなせばトータルチャラじゃないか!
そう思うようになったんだ。23まで童貞でも遅くない。人生はいつでも取り返せる。頑張るんだ!

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