俺の友達が35歳で童貞を卒業した話

早漏

俺の友達、タカシ(仮名)は、35歳になるまで童貞だった。別にそれを隠してたわけじゃない。むしろ、「俺、童貞だしさ」と笑いものにするくらいオープンだった。ただ、周りの俺たちは内心、「こいつ、このままだと一生童貞なんじゃないか?」って思ってた。

あらすじ

35歳まで童貞だった親友の話
タカシのキャラ
どうやって出会えたのか?
35年で初めて挿入した感想

35年間の童貞卒業までの長い旅路

だって、タカシってちょっとハゲてるし、ややデブだし、趣味はアニメで、工場勤務で、原付でブーンって走り回るような地方都市の独身男だよ?でもさ、タカシには意外な一面があって、実は名門大学卒なんだよね。頭はいいのに、恋愛に関してはまるでダメだった。

でも、そのタカシが35歳にしてついに童貞を卒業したって聞いたときは、俺、耳を疑ったよ。「マジで?お前、どうやって?」って。

そしたらタカシ、照れ笑いしながらこう言った。「ライブチャットで知り合った子とさ…会って、その…やっちゃったんだよね」。俺、思わず「ライブチャット!?」って叫んでしまった。そこからタカシの話を根掘り葉掘り聞いて、すげえドラマチックで笑える話だったから、ここにまとめてみるよ。

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第1章:童貞だった背景

見た目と生活環境のハードル

タカシが35歳まで童貞だった理由は、いくつかある。まず、見た目だ。タカシは20代後半から髪が薄くなり始めて、今じゃ頭頂部がかなり寂しくなってる。

鏡を見るたびに「俺、絶対モテねえよな…」って落ち込んでたらしい。しかも、体型もややデブ。工場勤務で夜勤もあるから、生活リズムが乱れて、ついついコンビニ弁当とかカップ麺に頼っちゃうんだって。それで太っちゃって、さらに自信をなくすっていう悪循環。

住んでるのも地方都市で、職場と家の往復がメイン。移動手段は原付だから、デートに誘うにしても「原付の後ろに乗る?」なんて言えないし、そもそも出会いの場が少ない。合コンとかもないし、友達経由で女の子を紹介されることもほぼゼロ。タカシ曰く、「俺の周り、既婚者かオッサンしかいねえんだよ」。

アニメオタクとしてのプライドと現実

タカシの趣味はアニメだ。部屋にはフィギュアが並んでて、毎シーズン新作アニメをチェックしてる。大学時代はアニメサークルで、そこそこ楽しかったらしいけど、恋愛には繋がらなかった。「アニメの女の子は可愛いけど、現実の女は怖いんだよな…」ってタカシはよく言ってた。二次元の世界に逃げ込んで、現実の恋愛から目を背けてた部分はあると思う。

でも、タカシは頭が良かった。名門大学を出てるだけあって、論理的だし、仕事でもちゃんと成果を上げてる。ただ、その頭の良さが逆に恋愛では足枷になってたみたい。

「女の人って何考えてるか分かんねえし、失敗したらどうしようって考えすぎちゃってさ」とタカシは苦笑いしてた。リスクを避ける性格が、恋愛のチャンスを遠ざけてたんだろうね。

35歳目前の焦り

30歳を過ぎたあたりから、タカシの中で焦りが芽生えてきたらしい。「このままじゃヤバいよな…一生独身とか嫌だよ」って。

周りの友達が結婚したり、子供が生まれたりするのを見て、置いてかれてる感が強くなったみたい。でも、どうやって女の人と知り合うか分からない。マッチングアプリも試したけど、「写真で即スワイプされる自信しかない」ってすぐ辞めちゃった。そんなタカシがたどり着いたのが、ライブチャットだった。

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第2章:ライブチャットで知り合った

ライブチャットとの出会い

タカシがライブチャットにハマったのは、偶然だった。ある夜、工場で夜勤明けで疲れて帰宅したとき、ネットサーフィンしてたらライブチャットの広告が目に入った。

「可愛い子とビデオチャット!」みたいなやつね。最初は「こんなの、金かかるだけだろ」ってスルーしてたけど、無料お試しに釣られて登録しちゃったらしい。

そしたら、画面の向こうにニコニコ笑う女の子が現れて、タカシ、ビックリしたって。「俺みたいな冴えない男でも、普通に話してくれるんだぜ?」って感動してた。そこから、タカシのライブチャット生活が始まった。毎晩、仕事終わりにパソコン開いて、いろんな女の子とチャットするようになった。

「ミホちゃん」との出会い

そんな中、タカシがハマったのが「ミホちゃん」(仮名)だ。ミホちゃんは20代後半で、ショートカットの元気な子。タカシ曰く、「アニメのヒロインみたいに明るくてさ、話してると元気出るんだよ」。

最初はただのチャット仲間だったけど、タカシがアニメの話とか工場での面白いエピソードを話すうちに、ミホちゃんもタカシに興味持つようになったみたい。

「タカシさんって、頭いいのに面白いよね。大学どこ出てたの?」って聞かれて、タカシが名門大学の名前出すと、ミホちゃんが「えー!すごい!」って盛り上がってくれた。それで、タカシの自信もちょっとずつ回復してきた。「俺でも、ちゃんと話せばイケるかも…?」って。

チャットからプライベートへ

ライブチャットって基本はお金払って話すシステムだけど、タカシとミホちゃんはだんだんプライベートで連絡取るようになった。LINEを交換して、チャット外でもやりとりするようになったんだ。

タカシは「最初はドキドキして、手汗やばかった」と笑ってたけど、ミホちゃんが気さくだったから、すぐに打ち解けたらしい。

ミホちゃんも地方都市に住んでて、タカシの家から電車で2時間くらいの距離だった。タカシは「こんな近場で会える子がいるなんて、奇跡だよな」とか言ってたけど、俺は内心「いや、お前が行動した結果だろ」って思ったよ。

第3章:実際に会うまでの流れ

初デートの約束

LINEで何ヶ月かやりとりした後、タカシが勇気を出して「会ってみない?」って提案した。ミホちゃんも「いいよ!楽しそう!」ってノリノリでOKしてくれて、タカシ、ガッツポーズしたらしい。

ただ、問題はタカシの移動手段が原付しかないこと。「原付で2時間はキツいし、そもそもダサいよな…」って悩んでたけど、結局、電車で行くことにした。

会う場所は、ミホちゃんの住む街の駅前にあるファミレスに決定。タカシは「ファミレスなら気楽だし、俺でも浮かないだろ」と考えてたみたい。デートの日程は、タカシの工場休みの土曜日に合わせて調整した。

会う前の準備と緊張

タカシ、デート前はめっちゃ緊張してた。「俺、ハゲてるしデブだし、ミホちゃんに引かれたらどうしよう…」って。

俺にLINEで「服どうしよう?髪どう隠そう?」って相談してきたから、「そのままのタカシでいいよ。ミホちゃん、見た目より中身で選んでるっぽいし」とアドバイスした。結局、タカシはユニクロで新品のポロシャツとジーンズ買って、頭は「まあ、ハゲは隠せねえから諦めるか」と開き直ったらしい。

前日は眠れなかったって。工場勤務で慣れてるはずの徹夜が、今回は恋愛の緊張で全然違う感覚だったみたいだ。

初対面の瞬間

当日、タカシは電車でミホちゃんの街へ。

駅で待ってると、ショートカットの可愛い子が手を振って近づいてきた。「タカシさんだよね?やっと会えた!」ってミホちゃんが笑顔で言ってくれて、タカシ、頭真っ白になったって。「マジで実在するんだ…可愛すぎる…」って心の中で叫んでたらしい。

ファミレスに入って、最初はお互いちょっと緊張してたけど、ミホちゃんが「アニメの話もっと聞かせてよ!」って振ってくれたから、タカシもいつものペース取り戻した。2時間くらい喋って、タカシは「これがデートか…すげえ楽しいな」って実感したって。

第4章:童貞卒業への道

関係の進展

その後も、タカシとミホちゃんは月に1〜2回会うようになった。タカシがミホちゃんの街に行ったり、ミホちゃんがタカシの街に来たり。

お互いの家が近づくにつれて、タカシの中で「この子と…その…したいな」って気持ちが強くなってきた。でも、35年間童貞だったタカシにそんな勇気あるわけない。「俺なんかが誘ったら引かれるよな…」ってビビってた。

でも、ある日、ミホちゃんの部屋でアニメ見てる時に、ミホちゃんが「タカシさんってさ、彼女いたことないの?」って聞いてきた。

タカシが「うん、実は…35歳で初めてだよ」って正直に言うと、ミホちゃんが「えー!じゃあ、私が初彼女ってこと?」ってニコニコしてた。それで、タカシ、思い切って「うん…だから、その…大好きだよ」って告白したんだ。

初体験へのステップと3秒の現実

ミホちゃんも「私も好きだよ」って返してくれて、そこからイチャイチャモードに突入。タカシ曰く、「キスした瞬間、心臓止まるかと思った」。で、その流れでミホちゃんが「泊まってく?」って言ってきて、タカシ、頭の中パニック。「マジで?俺、童貞卒業できるの?」って。

そして、その夜、タカシはミホちゃんの部屋で初体験を迎えた。ただ、ここでタカシらしいエピソードが炸裂する。35年間の妄想と緊張がピークに達してたタカシ、挿入した瞬間、あまりの興奮に3秒で発射してしまったんだって。「入れた途端、頭真っ白になって…あ、もう出ちゃった…って感じだった」とタカシは苦笑いしながら話してくれた。ミホちゃんは一瞬びっくりした顔したらしいけど、「初めてなら仕方ないよ、大丈夫だよ」って優しくフォローしてくれたみたい。タカシ、その優しさに救われたって。

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第5章:初体験の感想を聞いてみて

タカシのリアルな感想

後日、タカシに「初体験どうだった?」って聞いたら、顔真っ赤にしてこう言った。「もう…最高だったよ。まあ、3秒で終わっちゃったのは恥ずかしいけど、ミホちゃんが優しくてさ。

なんか、生きてて良かったって思った」。タカシらしい正直すぎる感想に、俺も笑っちゃった。

「でもさ、正直、最初は自分が情けなくて。ハゲてるしデブだし、しかも早漏で3秒とか…こんな俺でいいのかなって。

でも、ミホちゃんが『タカシさんそのままが好きだよ』って言ってくれて、泣きそうになったよ」。タカシ、恋愛で初めて自分を肯定された瞬間だったみたいだ。3秒で終わったことも、今じゃ笑い話に昇華してるらしい。

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その後のタカシ

今、タカシとミホちゃんは正式に付き合ってる。タカシ曰く、「2回目からはもうちょっとマシになったよ」とか照れながら報告してきた。35歳にして人生の転機を迎えたタカシは、「結婚も考えてるよ」なんて言ってて、原付でブーンって走りながら「俺、幸せだなあ」って呟いてるらしい。

エピローグ:30年以上守った童貞卒業を貫いたタカシから学んだこと

タカシの話聞いてて思ったのは、見た目とか条件とか関係なく、行動すれば何か変わるってこと。

ライブチャットっていう意外なきっかけから始まって、3秒で終わった初体験も含めて、タカシが一歩踏み出したからこその結果だ。俺も、タカシを見習って何か新しいこと始めようかなって思ったよ。

タカシ、お前、35歳で童貞卒業おめでとう。次は結婚報告待ってるぜ。

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